red blues

ジャニオタ女の一生

Summer Paradise 2021 IMPACTors公演を超私的な目線で振り返った話

 

2022年2月末日です。なんだか2がたくさんあってかわいいですね。みなさまお久しぶりです、私です。

IMPACTors鈴木大河さんを自担として担ぐことを決心してからやっと9ヶ月が過ぎました。なんと、まだ1年経ってないんですって。

皆様、いかがお過ごしですか?

私は、非常に枯渇している。IMPACTorsに、会いたい………

ということで自給自足でもするか…と自分のはてブを開きクリエの記事を読んでいたら見つけたんですね、この下書きを。

そう、2021年8月のSummer Paradiseのレポです。

何故かIMPACTorsのサマパラは一切雑誌媒体にレポが掲載されず、とうとう「PINKy全員が夏の暑さにやられて見た集団幻覚だったのか?」とすら一部で囁かれていたあのサマパラ。

ラグはあったもののダイジェスト公開(感謝)とメンバーがジュニア日記でサマパラを擦りに擦り倒す様を見ることだけでなんとかIMPACTorsのサマパラが"""現実"""だったことを確かめる日々が続いていた私にとって、自らがしたためたキモいメモでさえも、自分のIMPACTorsに会いたい気持ちを慰めるものになったのであった。

というわけで今回、半年前に雑なメモで残していた下書きに肉付けをして公開する運びとしました。

なんせ半年経っているので記憶のすり替え、および都合の良い解釈が一部混ざっている可能性がございます。ご了承くださいませ。

ここから下は東京から家に帰る飛行機の中で書きすすめた当時の文章が元となっております。みなさまよろしければ、半袖とか、そういう服装で読んでいただけますと幸いです。Today is Summer!!!!!!!(©︎影山拓也さん)

 

8/20〜8/30 Summer Paradise IMPACTors公演inTDC、全17公演完走お疲れ様でした!!!!!!!

いや〜!暑かった!熱かった!

もしかしてIMPACTorsにとんでもない晴れ男おるな???もしかして7人全員そうなんか???と思わざるを得ない、その期間中の東京の天気および気温は灼熱の夏日だった。大好きなアイドルにとびきり元気で可愛い自分で会いたいと一生懸命施したメイクも、ヘアアレンジも、今見返す写真の中では汗で跡形もない。

夏は、ひとを狂わせる。

狂わせるというか、狂っていても夏のせいにしてもいい。私は多少羽目を外しても許されると思ってしまっている、そんなちょっと浮き足立っている夏を生きる人間を見るのが好きだったりする。

影山担(別記事にも登場する私をIMPACTorsと出会わせてくれた恩人)と私は、あの日「好きな男に会うんだから、精をつけましょうね」などと張り切ってすき家の鰻丼(温玉のせ)をかき込んだことを今でもどうかしていた、と思っている。これも全部、IMPACTorsと過ごす夏のせいだ。

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Summer Paradise 2021 IMPACTors公演を超私的な目線で振り返る回。

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(参考資料:サマパラ期間中の私及び連番してくれた友人の限界発言まとめ)

 

1.SADISTIC LOVE(KAT-TUN)

いやいやいやいや、まてまてまてまて、と。

一曲目、攻めたな〜〜〜???大勝負したな〜〜〜???イントロ流れた瞬間、古のKAT-TUNのオタクこと私、「お前らってば!!!本当にコノヤロウ!!!!!!!!!!!!」と心の中で大絶叫。

選曲も攻めたなと思ったけど、演出が何より攻め込んでた。暗転したままの状態で焚かれるスモーク。そう、一曲目なのに最後まで、ほとんどIMPACTorsの顔、見えないんだぜ…………?

奏くんザテレビジョンのインタビューで「賛否両論出そうなくらい攻めてると思うな」と答えていたのを見ていたので、私はとにかく一曲目をとても楽しみにしていて、なるほどこういうことね……になった。

スクリーンに映し出されるメンバーカラーの稲光が7つのシルエットに差し込むという演出を頼りに、なんとなく自担がどこの立ち位置なのかを把握。新しい…新しいぞIMPACTors。

 

2.Wildfire(IMPACTors)

我が軍のオリジナル曲!暗転からついにIMPACTorsの皆さんのお美しい顔がドーーーーン!ぃやぁああぁあぁああ!!!!ビジュ優勝!!!全員優勝!!!ありがとうございます!!!ここでやっとはっきり何の衣装着てるかがわかりました、あの背中に「IMPACTors」を背負った初めていただいたオリジナル衣装!ピンク手袋(指出てないver.)のときのやつですねありがとうございます。

SnowMan岩本照さん振付のオリジナル曲。岩本照さん、本当にありがとうございますの気持ち。岩本照さんには上質なタンパク質、お送りしておきますね。岩本照さんに関して明るくない私でも、どこか彼らしさを感じることができるハイパーかっこよ振付。

「厳しい照くんが最終的に"よく頑張ったね"と言ってくれるくらい頑張った」と、一曲にかなりの時間と努力をかけた我が軍の2つ目のオリジナル曲。これからも大事にしていこうな。(メンバーとしての発言)

 

3.Cry out(SnowMan)

お恥ずかしながら私、SnowManさんのこの曲を存じ上げておらず………。自分的初日を迎えるまでネタバレ避けてたのですが、この曲名をふとTLで見かけて「オイ、ワシ知らんがなその曲」になったので、現在渡辺翔太くん担をしている幼馴染に即連絡。懇切丁寧な説明を受け、無事オリジナルバージョンを履修。いやカッケェこの曲。アルバムには入らないのですね………残念…………

大河くん、ここ歌うだろうなと思っていたパートをちゃんともらっていたのが大変印象的だった。(手の鳴る方へ……)

渡辺担からこの曲は岩本氏の振付だとお伺いしてたけど、岩本氏が「Cry Outやったら?」と助言くださったらしく、IMPACTorsバージョンの振付は基くんが手掛けたとのこと。本家とはまた違ったダイナミックさ、新しい"IMPACTorsらしさ"の答えが見えた気がした。

 

4.BANGER NIGHT(Hey!Say!JUMP)

IMPACTorsの勝負曲のようにも感じられるようになったこちらの曲。私はこの曲の振付が大好きだ。なんたってセンターの人間がコロコロと入れ替わるスピード感、見ていて大変清々しい。しかもIMPACTorsって誰がセンターに来たってかっこいいんだこれが。

特に影山くんが後方から軽やかに跳躍してセンターに躍り出る後半のあのシーン、「影山拓也、降臨」感。あのギラギラとした「見るもの全てを食い尽くしてやる」とでも言いたげな表情は他担ながら堪らない。今回ショートバージョンに編曲されており、スーパー影山拓也タイムがカットされていた点は少々残念だったが、常に進化していくバンガナ、これからも長くカバーし続けていただきたい。何度でも見たい。

 

5.Diamond Sky(KAT-TUN)

ハイありがとうございます安定のKAT-TUN先輩の楽曲です!ここでステージサイドに設置されていた階段のようなセット(みんなタワーと呼んでるっぽい)にメンバーが散らばります。「ああ!くる!くる!IMPACTorsがくる!むり!」になってしまった。遠くから見たって顔が良い彼らだ。あまりの輝きにこれ以上近づくと目が焼けてしまうとすら思った。

メンバー1人1人の名前がスクリーンに映し出され、一言煽りのようなものが入るのもDiamond Skyのタイミングで、大体煽りっていうのは「お前らついてこい!」とか多少お口が悪くなってもいいというか、まあイキってナンボだと思っているんですね私は。だけどIMPACTorsの皆さん、全然誰も「おまえ」とか言ってこん……………今日くらい、ええんやで…………と思った記憶がすごくある。特に新くん、「盛り上がっているか〜!?」と言っていて、言葉違い綺麗………とつい微笑んだ。

 

6.Body Talk(赤西仁)

この後のセトリにも赤西先輩の楽曲が登場するし、IMPACTorsは結成前の「クリエC」時代にも赤西くんの楽曲をカバーしている。いまもなお、ジャニーズJr.がこぞってカバーするかっこよさ。とにかく赤西仁さんはやはり伝説なのだ、ということはここに書き残しておきたい。

その楽曲を我が軍のセンター、佐藤新さんがソロで披露したのだ。しかも彼、上部にあるリフターに設置されたベッドに横たわってたんだぜ………?わかるか………?

あまりの肌の白さ+長いまつ毛+それゆえの儚さ+ベッド…………お姉さん心配になっちゃったわよ………

全編英語詞のこの曲、新くんなんと本番直前に当初歌う予定だった曲からこちらに変更したとのこと。英語詞の曲をですよ?直前に一から覚え直すなんてなんてバイタリティに溢れているんだ我が軍のセンター。一生ついてく。

新くんの歌声はまっすぐでクセがない。艶をつけることもなく佐藤新そのままで勝負してくる。美しい。これからもいろんな新くんを見たい。

 

7.So Sick(SexyZone)

こちらの楽曲、1年前に発売されたSexyZoneのシングル「RUN」のカップリングだ。この後に出てくるKAT-TUNの楽曲もそうだが、IMPACTorsは最新シングルのカップリングなんかもセトリにゴイゴイ組み込んでくる。何ならご本人方もコンサートで歌っておられないものですら果敢に挑戦するのである。すごい。

自分はSexyZoneのRUNが大好きでCDを購入していたにも関わらず、この曲を聴いておらず「RUNのカップリングやんけ!?何してんねん聞いていけや自分!!!」と公演後非常に後悔したセトリだ。横原くん選曲なんじゃないかと踏んでる。

新くんのベッド曲(言い方)からの繋がりとして最高の選曲だと思った。大変セクシーだった。確かこれもタワーにメンバーが散らばって思い思いのセクシーな表情をしていたように記憶している。鈴木大河さん、タワーの階段降りる時のスマートさとセクシーさがエグかった。ただ階段降りるだけでひとを瀕死にさせるひとがいたんですよ〜 なぁに!?やっちまったなぁ!!!!!!!クールポコも令和四年にネタにされると思ってないよ

 

8.Try & error(Hey! Say! JUMP

ステージ上部から降りてくる電球、おしゃれなソファ。おれ、てっきり「CHUDOKU」くるかと思った。甘かった。はじめましてのイントロが流れ私の頭の中は大混乱。そして蛍光に光るサングラスをかけたIMPACTors。なんやこれは。第一印象はこれ。

ぶら下がる電球を取り合い、己のサングラスに光を宿すIMPACTors。なんやこれは。

しかしこの曲、大変スルメ曲だった。クセになるメロディ、独特な演出、横一列に並び腰を振るIMPACTors。なんやこれは。美味しいやないけ。

「We are IMPACTors!」とサングラスを外して締まるこの曲。Hey!Say!JUMPさんの楽曲と知らなかったため、カッケーオリジナル曲もらったな?なんて思ってしまった。違った。

その後Hey!Say!JUMPさんのオリジナルの方もYouTubeに上がっていたので見たけど、こちらもかっこよくて素敵だったのでリンク貼っておきますね。

 

9.tequila! (Kis-My-Ft2

個人的サマパラ楽しかった大賞受賞曲です。もうね、腕外れるかと思うくらい踊った。下手したらステージ見るの疎かになるくらいには踊った。キャッチーで一緒に盛り上がれる振り付けにしてくれてありがとう。酒好きPINKyこと私、大歓喜。IMPACTors、全員成人しててありがとう。飲酒ソング歌ってくれてありがとう。

振り付けにグラスをあおる仕草があったり、数人に分かれてショットグラスを乾杯する仕草があったり(かげがちゃもとの乾杯めちゃめちゃよかったな)、「クゥ〜ッ!」とメンバーが絶叫するのもすごくよかった。これがきっかけで私の夢が一つ増えたよ、いつか酒の強い影山担と基担とテキーラショットで乾杯したい。我こそはという方おられましたらご連絡お待ちしております。あとは個人的に大河くんバリ長ソロパートもらってて嬉しすぎて込み上げてしまってあんなに明るい曲なのについ泣いてしまった。大河くん、これからもたくさん歌ってね。

 

10.THE D-MOTIONKAT-TUN

クリエCのサマパラで観たときはめちゃくちゃ引きのアングルだったので、いつかぜひみんな集まってるフォーメーションで見たいと思っていたからイントロ流れた瞬間に沸き散らかしましたね。しかもちゃんと歌声にエフェクトがかかってた。これこそDモ。

カウントずれ振り付けが好きな私は流動的なDモのダンスがかなり好みだった。ステージを大きく使って立ち位置動くのもすごくいい。あとKAT-TUNの曲うたうとき、横原くんはすごくKAT-TUNっぽく歌ってくれる傾向にあるので耳馴染みが良くて最高。

 

11.BANG! BANG! バカンス(SMAP

Dモ終わり、少しの沈黙を経て影山くんの絶叫煽りで始まるこの曲。山拓也の「夏だ〜!!!」はもはや夏の風物詩。影山くんが言うんだったら冬でも夏です。これはいわゆるファンサ曲というやつ。ここまでかっこいい曲が続いていたので笑顔で客席を見渡しているIMPACTorsが愛おしい。ステージもタワーもIMPACTorsが所狭しと走り回り、うちわに応えまくる。IMPACTorsすげえ。みんな3階バルコニーまで見えてる。「後ろの方も見えてるよ〜!」はあまり信用してこなかったひねくれオタクだけどIMPACTors、マジで見えてる。

鈴木大河さんが終盤で毎回一言コーナーもらってて鈴木担としては大変ありがたかったです。リア恋担当と言われながらもなかなかキュン台詞を恥ずかしがって言えない大河ちゃんが当人比まあまあイキイキしながらキュン台詞(キュンなんか?)を言っていてよかった。基くんに手ほどきを受けて放った「ふ〜ん、えっちじゃん」をどうやら気に入ったようで、乱用してた。やめとけ。余談だが、8/29の夜公演で大河くんねえ、どこに汗かいてんの?」と言っていて、汗っかきの自分は「あっぶねー大河ちゃんに脇汗見えたかと思った」と連番した横原担にボソッと言ったら「見えるか!」とバッサリ斬られたのも良い思い出。

 

MC

MCはとびとびでしか記憶がなく、すべてニュアンスですが特におもろかったところを個人的ダイジェストとして箇条書きしておきます。

・尺が余り、基くんが捻り出した話題が「昨日の夜何食べた?」だったのハチャメチャ可愛い

ちなみに大河くん→ゴールデンキウイとパイナップル(たくさん食いや…)

横原くん→ウーバーでつけ麺(死ぬほど食べて衣装入らんかと思ったと言ってた)

椿くん→おつまみにビール飲んだみたいなこと言ってたな

基くん→ママのご飯

新くん→ママのスイカ(?)

奏くんと影山くんが思い出せない……

・バンバカで放つ一言コーナーのアイデアを基くんにもらってることを心から感謝する大河くん、照れる基くんをみた横原くん「キッショ………」←いつもの三角関係に配役変更あって最高

・グッズのマステで一生懸命髪の毛を束ね、ハーフアップにしようとしている影山くん、見守る客席 不思議な時間が流れる

・「やってみたかったんだよね!」と突如ボイパ役で基くんを巻き込みグリーングリーンを熱唱するかげつば。フゥ〜〜!と高音も綺麗に出ているかげつば。横原くん「フゥ〜〜!じゃないのよ」←この人が一番フゥ〜〜!の高音綺麗に出てて笑った

・ヘアセットが高校生みたいだといじられる基くん 悔しそう

影山くん「お腹すいたら口につけてる塩舐めてる」椿くん「それ絶対外で言うなよ」←ガチトーン

・新ちゃんご出演「鳩の撃退法」の宣伝中の基くん「絶対観るマン!」←ネット民と確信

主に基くんがMCとして回して椿くん影山くんがデカめの声で発言、回収が横原くんって感じの役割分担に見えたな これからますますMCもおもしろくなっていきそう。たのしみ。

 

12.Triangle(SMAP

MCおわり、着席したまま聴くバラード、良…………。立ち位置としてはクリエの時のSmileみたいなところかしら。IMPACTorsのユニゾンって爽やかだけど芯があってあたたかくて聴いていてとっても心地良い。みんなどんどん歌も上手くなっていて、この壮大な愛の曲がダイレクトに胸に響いて鼻の奥がツンとしてしまった。IMPACTorsからの愛、がっつり受けとりましたよ。私からもいつかちゃんと愛を返せたらな、なんて思いながらステージを見つめたことを覚えている。

 

13.Big Bang(King & Prince 平野紫耀/髙橋海人ユニット)

鈴木大河さん基俊介さんのユニット曲!

セトリ見てない状態の初日、このイントロが流れるやいなやKing & Princeも好きな私はつい取り乱してしまって、一体誰が歌うの!?と連番していた椿担のお姉さんに縋る目で問いかけるとお姉さん、黙って優しい表情でペンライトをに変えた。私、天を仰いだ。おいおいおい、この曲歌うの自担かい…………泣いちゃおっと。

紫耀くんと海ちゃんの原曲ではバリバリのストリートファッションにガチガチのヒップホップなんですけど、もとがちゃはまさかの「和」の装いで、ステージ上部から垂れ下がったいくつもの布に絡まるように、これはまた妖艶なダンスを披露してくれるわけですよ。ありがてえ。

ダンスが上手な2人だから納得の選曲だったけど、原曲とは違う雰囲気でもとがちゃのBig Bangになってた。

 

14.DOMINO(V6)

不思議な雰囲気のある独特なメロディと高音で囁くように始まるこの曲、世界観にどっぷり引き込まれてしまう。ここで衣装お着替えしたIMPACTorsのお出まし。

エーーーーン!みんな衣装かわいい!!!特によこぴ!!!ベレー帽最高に似合ってるよ!!!

ユニット曲を終えたもとがちゃも途中参加。光るフレームを持ったメンバーが並ぶところでドミノが倒れそうになってるような、そんなどこか不安な気持ちになった。歌詞も公演後に調べたけど結構リアルなすれ違いを描いた内容で、なんだか大人っぽい選曲にドキドキしてしまった。

 

15.Desire/JET (KAT-TUN

さてPINKy界隈ではお馴染み、サマパラセトリガチャコーナー!!!

ここでKAT-TUN先輩の楽曲二曲、どちらに当たるかわからないガチャに我々は毎度緊張したものです。(どっちもかっこいいけど)

Desireは「Roar」というその頃のKAT-TUN兄さんの最新シングルのカップリング曲だったので、ハイフンの皆様には「IMPACTors攻めたな!?」と言っていただきました。ここでも果敢にあらゆる楽曲にチャレンジする姿勢、素晴らしい。

JETはスタイリッシュでかっこいいイメージ、Desireはセクシーで挑発的なイメージ。どちらも良い。メドレーでどっちもやれ!とつい口調も荒くなる(オーラスではどっちもやったらしい!いいな!) 

JETは横原くん振り付け。横原くんのダンスって見やすいのに実はすごい細かい音取りをするから繊細で好きなんだ。振り付け、これからも色んな曲で見たい。

 

16.LIS'N(NEWS 増田貴久)

椿くんソロ!そしてここから奏くん横原くんのソロと続いていくんだけど、それぞれのバックに他の2人がつくという豪華さ!一つだけ素直な気持ち言わせて!尺もっと長くくれよ!!!(フォントサイズ大)

増田くんを尊敬する先輩の1人として挙げている椿くんのやさしい甘めの歌声が増田くんのソロとの親和性の高さを感じさせる。ダンスもダイナミックで、椿くんのパフォーマンス力の高さをありありと見せつけられた。カッケェ。

 

17.CAN'T CRY(KAT-TUN 亀梨和也

お〜い、みなぴに亀梨くんのソロやらせたの誰〜???別に何か贈りたいんですけど〜???奏くんって可愛らしいお顔立ちでありながら、男性的と女性的を絶妙な塩梅でどちらも持ち合わせている魅力的なアイドル。それゆえに亀梨くんの中性的な色気のある曲がガッチリハマるわけですよ。そして私、奏くんのところどころわずかに入るハスキーな音が好きで。特にファルセットのところで入るんですよね。奏くん、亀梨くんとか光一くんとか、そういう方々の楽曲積極的にやっていただきたい。バックで踊る椿くん横原くんも、コンテンポラリーダンスみのある感情的な踊りで、見ていて切なくなってしまった。そして私はCAN'T CRYを風化させない会会員としての活動を決意したのであった………………。

 

18.Because Of 愛(SexyZone 中島健人

横原くんの思想の強さを感じた選曲。連番した影山担がいつも横原くんの歌声を聞いて「ひとりふまけん」と表現するのですが、なるほどケンティーの曲に声質と歌い方の癖が合う。

私はケンティーが歌う原曲を、一度連れて行ってもらったSexyZoneのコンサートで実際に観たことがあるのだが、独特のケンティーワールドで圧巻の一言だった。「ヘイ!」や「イェイ!」などの合いの手は入れたことがあったが、「愛…………」と合いの手を入れたのは後にも先にもこの曲でだけだった。横原くんのBecause Of 愛はシュッとしてた。あと少々脱線するが、横原くんの衣装ってずっとみんなより1枚重ねてる服が多そうで、すごい暑そうだったのにめちゃめちゃ顔綺麗だった。

 

19.PINKY(赤西仁

古のKAT-TUNのオタクこと私、まずIMPACTorsのファンネームが「PINKy」に決まった時からずっとこの曲がBGMとして脳内に流れてた。けど、まさかこれをセトリに入れるなんて思わないじゃん。赤西仁の楽曲を聴けると思わないじゃん。イントロだけで絶頂に連れて行ってくれる曲。

正直この曲はほぼ記憶が飛んでいる。なんたってすごかった。ここで客席とIMPACTorsはスケスケの布で仕切られてしまう。どうかその布を捲らせてほしい。そう思わずにはいられない。

また、横一列に並び歌い踊るIMPACTorsは座席によっては全く腰つきが確認できない立ち位置がある。大変もどかしい。でもそれがいい。まさにこれは""購入前の雑誌の袋とじ見たいけど見えない現象""と表現するのが適切だろう。少々見づらい方が興奮する。我々オタクはPINKYを歌うIMPACTorsの前ではただの思春期の男子にまで成り下がってしまうのだ。

 

20.Time's on my side(V6 坂本昌行

我らがリーダー影山くんのソロ。クリエに引き続きマサのソロ曲。歌で勝負していこうという強い気持ち、しっかり受け取ったぜリーダーよ。

客席をゆっくりと見渡しながら、水分の多い綺麗な瞳を赤くゆれるペンライトで輝かせていたのが印象的だった。声量もあって音程もすごく安定してる。上からみたいになってしまうけど、影山くん本当に上手になったね。すごい。

リーダーである影山くん、きっとサマパラ期間中も考えることがたくさんあっただろうし、責任感の強さから悩むことも、それを周りに言えなくて苦しいこともあっただろうけど、この時まっすぐ前を見据える影山くんを見て心底ほっとした。私はこれからもあなたと歩くよ。

連番してた影山担は、「影山くんを咲かすことに注力する」とか言って陶酔しながらペンラ振ってたもんだから「実は自分に酔っててあんまり見えてなかった…」と公演後懺悔してた思い出の曲。見ろ。

 

21.RESCUE(KAT-TUN

基くんのボイパ導入で始まるこの曲、ハチャメチャカッケェ。スゲェ。徐々にクライマックスに近付いていることをなんとなく察知。この後の怒涛の供給が待っている予感すら感じさせる。

そしてここで新オリジナル衣装!!!今まで黒がほとんどだったIMPACTors、まさかの白衣装!!!最高!!!

アパレル勤務で衣装デザインとかを見るのも好きな私ですが、この新衣装を見たときにまず「ひとりひとりの個性に寄せた衣装だな」と思った。そこでピンときた。誰か衣装デザイン携わったな???と。

あとから調べたらWタイガが案を出したとのこと。なるほど納得だ。大河ちゃんのボトムがフレアパンツなのも、タッパのあるかげみながロング丈の衣装なのも、みなぴの衣装にチュールがついているのも、数名ヒールブーツを履いている人がいるのも、とにかく目に入る情報全てがあまりによかった。

RESCUEもカウントずれの振り付けがあり、疾走感のある重めのダンスがたまらん。

 

22.ミラクルワンダーマジック(Hey!Say!JUMP)

今回のサマパラで一番好きなセトリだったと言っても過言ではない。略して「ミラワン」。

この曲、全体的にフォーメーションがまるでカップマジックみたいに複雑に入れ替わるんですよね。さっきまでこっちにいたのに、気づいたらもう逆サイドに移動してたり。「マジック」ってタイトルにつくだけある。さすが細部まですごい。(実際そこまで考えられてるのかわからないけど)

当時の自分のツイートを遡ってみた。

ものすごくミラワンに執着していることがお分かりいただけるかと思う。またミラワンはサマパラ直後の少クラで歌ってくれた曲だった。我々はすぐに2021年8月に引き戻されることとなる。

ミラワンの何が良いって、複雑なフォーメーションの見応えもだけど、とにかくシンメ案件が多い。中合わせやシンメトリーな振り付け、オタクが大好きなものの詰め合わせなのである。特に私は終盤にやってくる大河くん影山くん、いわゆる「同期」が背中合わせで歌う時間・通称「スーパー同期タイム」が大好きだ。のちに公開されるサマパラダイジェスト(記事の一番下にリンク貼ってます)でもしっかりと背中合わせの上質な同期を味わうことができる。ぜひご賞味あれ。

アイドルとファンが共にできる時間はあまりに短い。その時間を手にするまでに日程の調整や、今となってはこの不安定な世界情勢にまで頭を悩ませる必要がある。さらに運というものまでを味方にしてやっと私たちファンはアイドルに会いに行くことができる。やっと会えた大好きなアイドルが、そのコンサートの終盤にこう歌うのだ。

魔法をかけて また会えるように 

コンサートという「非日常」の魔法にかけられていると思っていたところで、日常に戻るための魔法をかけてくれると言うのだ。こんなに幸せで、心強いことがあるか。私はやっぱり、この曲が大好きだ。

 

23.A.D.D.I.C.T(Kis‐My‐Ft2)

クリエCのサマパラでも披露していたこの曲、たった一年でめちゃくちゃ大人に見えた。それは見た目も、中身も。とにかく迫力が違った。この曲に限らず、クリエCのサマパラや春のクリエなど以前見たことがあった楽曲は、当時からの成長スピードがとんでもないなと感じた。全員ジャニーズJr.としてのキャリアは十分に持っている。それでもグループとしての成長が止まることを知らない。

 

24.喜びの歌(KAT-TUN

こちらもクリエCのサマパラのラストソングとして彼らにとっても我々にとっても大切な一曲。だれもいない客席にむかって、涙を必死に堪えながら大きく手を振っていた7人を思い出してしまう。今年はクリエ、サマパラとちゃんとそこにいるファンが彼らにはどう見えただろうか。7色に光る客席を見て、何を考えただろうか。

生きてるただそれだけで 君と走っていこう   

IMPACTorsを好きになってから私は、彼らにどれだけの喜びをもらっているだろう。素敵な思い出と、大事な友人との縁をさらに強く繋いでもらって、感謝してもしきれない。だから彼らが泣きそうな時は思い出してくれたらいいなぁ、なんてことを思いながら両隣に揺れる赤と紫のペンライトを見てなんだかやけに泣きそうになってしまって、私は青いペンライトを必死に揺らした。

 

挨拶

通常は新くんひとりの代表挨拶だったようだが、8月29日の夜は全員から一言ずつ挨拶があった。

その中でも特に印象的だったのが影山くんの「この日のために仕事頑張ったりおしゃれしたり、そういうことが僕の力の源になっています」と、基くんの「風は僕らが浴びます」

どうしてもこういう挨拶ってしんみりしてしまいがちだけど、ところどころでクスッとなるような言葉を入れてくれたり、新くんが急に椿くんのこと呼び捨てにしたり(めっちゃ笑った)、彼らの優しさもひしひしと感じられた挨拶だった。

このままのスピードで突き進む上で、障壁というか、やっぱり彼らの中にも見えているものがあるのかと聞いていて途方に暮れた。そんなもの見せたくない。風を浴びるならこちらの方だ。自分が盾になって、IMPACTorsの肌に触れる風はやさしいものであってほしい。そうでなくちゃダメだ。そう強く思った。

 

25.Top Of The World(IMPACTors)

「僕たちの道標」だとこの曲を表現した新くんが静かに挨拶を終えると、会場は静寂に包まれ、彼らの白い衣装が擦れる音と息遣いだけが響いた。鳥肌が止まらなかった。IMPACTors、すごいぞ。

好きになって何度もMV、ダンプラ、アイランドフェスのTOTWを観た。聴き慣れた音、見慣れた振り付けになっているはずなのに、はじめて観た時と同じような高揚感をあの日TDCで感じた。IMPACTorsの道標に、この曲がちゃんとなってる。それを確信した。

これから何年もずっと歌い続ける大切な曲になるんだろう。なるべく長く、たくさん、この曲を歌っているIMPACTorsを見ていたい。

IMPACTors、ひとつずつ、でも爆速で叶えていこうね。

 

この後、IMPACTorsはステージから去り、スクリーンにはメンバーからの直筆メッセージが映し出される。アーーーーン、愛おしいよ…………

ああやって、全員が「たのしかった」「思い出ができたね」「大好き」と素直に、心からの気持ちを書いてくれているのが伝わることってそうないよ………客席も映し出されるメッセージに拍手で応える。早く大きい声でありがとうとか言いたいな。

そしてピンクの羽がひらひらと舞い落ちてきて、新くんと思しきセンターのインパクんのウインクを合図に大爆発!(説明めっちゃ端折るやん)(疲れてきたやろ)(そうです)

 

アンコール1 Summer Paradise

アーーーッ!これが噂のサマパララ!?!?!?

サマパラの醍醐味、これって聞いてた。勝手にオープニングのイメージだったからもうやんないと思ってた。でも「これやんないと終われないでしょ〜!」ってIMPACTors言ってた。IMPACTors本当にわかってる。わかりすぎてオタクなん?てなる。

3階バルコニーとほぼ同じ目線のところまで上がってきてくれるIMPACTors、やさしくて嬉しかった。福利厚生エグいよ………… ここでもできる限りファンサうちわに次々と答えて、たくさんのPINKyを笑顔にしているIMPACTorsを見ていて誇らしくなった。私の好きな人たち、やっぱりすげぇや。

 

アンコール2 Will be All Right(KAT-TUN

めちゃくちゃ私情ですが、中学生の頃から大好きな曲で、大河くんもクリエの時大好きな曲だと言っていたのを聞いてから個人的にとても大切な曲。最後の最後に聴けて嬉しかった。

クリエで両目に涙をいっぱいためて歌ってた大河くんが、メンバーと笑顔で楽しそうにウィルビー歌ってるところ見てたら私の方が泣いちゃった。

仲間と繋いだ楔 やっと見えてきた光

ここまで長かったかもしれない、光を見るまでたくさん苦しんだかもしれない。

本当のところを知る機会はないかもしれないけど、IMPACTorsがあの7人でよかった。出会えてよかった。

最高の夏の思い出をありがとう!!!

 

なるべく近い未来で、またIMPACTorsに会えますように。

 

 

出会ったもん勝ち、IMPACTorsと過ごす衝撃的SUMMERの話

 

「自分はIMPACTorsを好きなんだ」とはっきり自覚してようやく2ヶ月が経ちました

エッ、まだ2ヶ月なんだ………ワロタ………………

 

どうもこんにちはこんばんは、ド新規です。

IMPACTorsの鈴木大河くんを本格的に担ぐ(神輿…?)ことを決意してからやっと2ヶ月が経ちました

IMPACTorsを好きになってからこっち、水を得た魚ばりにイキイキピチピチと生活させていただいておりますありがとうございます。

新しい「好き」に飛び込んだばかりの、このなんとも言えないドキドキワクワクがたまらなく良い。好きになる以前の活躍を遡り、自分なりに彼らを解釈していくこの時間を過ごせていること、ジャニオタ冥利に尽きるとすら感じる。

今回私がIMPACTorsについて早くも2つ目のブログ執筆に着手したのには理由がある。

IMPACTorsがとにかくすごいからだ。

ひとまずこれしか今は申し上げ様がない。お時間のある方はぜひ、アラサーオタクが潔くIMPACTorsの虜となりズブズブにのめり込んでいく様を描いた以下の長文、お付き合いいただければと思う。

 

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IMPACTorsが私にもたらした心身の健康及び生活習慣の大幅な改善についての報告

 

case1:飲酒量の大幅削減に成功

私は元々大酒飲み、だ。

一部友人からは「酒ヤクザ」というどうしようもないあだ名で呼ばれていた。

成人してから12年、とにかく酒を摂取し続けて生きてきた。決してアルコールに強い体というわけではない。しっかり酔う。

お恥ずかしい話だが私は元々「明るい引っ込み思案」だ。

慣れた人の前での私は概ね陽気な人間に見えるかと思うが、実はそんなことはちっともない。「知っている人の前でふざけるのが好き」「知っている人の前では絶対に面白いことを言いたい」だけなのだ。

しかしその様子を見たことで私を陽気な人間認定した愚かな人間(言い方キツすぎ)はこう言う。

「いつものように酒の場を盛り上げてくれ」、と。

いつ何時、誰といたとしても同じことをしろと言う方が悪い。そんなの無理に決まっている。

私は酒の力がないと知らない人の方が多い場を盛り上げることができない。つい酒の力を多めに借りる人生を送ってきてしまったのはこれが大きな理由だ。

体質的にアルコールに強いわけではない私は、これまで数々の粗相を繰り返してきた。記憶を無くす、しっかりとした足取りで転ぶ。1年半前、泥酔し寒空の下盛大に転び、人中に裂傷を負ったままタクシーに乗り、運転手さんが悲鳴を上げたあの日のこともそろそろ笑い話にしたい(すな)(顔から突っ込んで鼻の下だけ怪我する謎)

それに加えてこのご時世だ。外に飲みにいくことが無くなり、私は家で飲酒することを覚えた。

合言葉は「ロング缶7%以上」、これがデフォルトなのだった。

 

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そんな中、私は絶対的信頼を寄せている影山担からとある誘いを受ける。

情熱を青く燃やす7人を目の当たりにした私の話 - red blues

※ジャニオタ25年選手のアラサーがジャニーズ銀座IMPACTors公演に誘ってもらい、鈴木大河さんを自担として担ぐことに決めた日の話

 

IMPACTorsの初有観客単独公演だった。

私はここで初めてIMPACTorsを生で観ることになる。そして、「この子達が大きくなっていくのをこの目でしっかり見届けていきたい」と強く思うのであった……………

そこで必要になってくるものとすれば絶対に身体の健康だろう。9歳も年下のアイドルを自担とすることに決めた私は、何が何でも酒に負けて体を壊すわけにはいかないのだ。できるだけ長生きをして、IMPACTorsの歴史と共にいたい。

あとシンプルにクリエで見たIMPACTorsのオタク、みんな若くて細くて可愛かった。あの公演入ってたオタクの中で最年長だったかもしれないし、会場内で(体の大きさ的に)最大だったかもしれない。このままでは絶対にダメだ。

それだけの気持ちで5月29日、初めてIMPACTorsに出会ったその日から人生初の禁酒を決意したのだった。

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酒のない毎日はなんとも味気なかった。酒のない夜は、ジャニーズシャッフルメドレーのないTHE MUSIC DAYのようなものだ。

禁酒を始めて2週間程度で、街に存在するさんずいの漢字がすべて「酒」に見えるという特殊なアル中の症状が現れた。「鈴木大河」もたまに「鈴木大酒」に見えていた。最悪だ。大河ちゃん、本当にごめん。情けないオタクでごめん。

 

飲酒なしで休日を跨ぐ夜はあまりにも長すぎて苦手だった。翌日の休みを想いながらロング缶を飲み、泥酔し、そのまま寝落ちする。それが私にとって格別だった。

…………はずだった。

紆余曲折あったものの、私が約1ヶ月半の禁酒の末、行き着いた答えは「酒はあるととってもうれしいが、なければないで別に構わんのかもしれんな?」だったのだ。

こうして私は酒がない夜を過ごせるようになった。今では酒の量を調節し、週に一回も下手したら飲まなくなった。こんな私を変えてくれたのは他でもないIMPACTorsの皆さんのおかげです。ありがとう。私の体を心配していた家族、友人が大変喜んでおります。

 

 

case2:筋トレの習慣化に成功

事の発端は影山担の友人の以下の発言だった。

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「電球」は影山担、「ロケット」は松井担の友人だ。この2人とはかれこれ数年の仲で、この度3人同じタイミングでIMPACTorsを好きになったということで、久しぶりにグループLINEで再集結する運びとなった。

余談だがこの2人と私は、自担のメンバーカラーが赤(影山)黄(松井)青(鈴木)ということで自らのことを「信号トリオ」と名乗っている。

我々信号トリオは、「自担がクリエ終わりにそのまま地方入りし、多い日は一日に二度過酷な腹筋太鼓をしているというのに私達はこんなんでいいんか?」という突如生まれた謎の後ろめたさ、いや、謎の正義感から「毎日Top Of The WorldのMVを再生しながら一曲分腹筋太鼓をやろう」という条約を結んだのであった。

TOTWのMVの200万回再生をあれほど喜んでくれていたIMPACTorsのメンバー、せっかくならもっと伸ばしてもっと喜ばしてやりたいんじゃ………(cv.大友勝利/溺れるナイフ)(誰がわかるねん)

ということで夜な夜な集合し、通話をしながら腹筋太鼓をする日々が始まった。これが6月5日の話だ。

3人それぞれ大変忙しい日々を過ごしているため、集合しての腹筋太鼓はあまり出来ていないが、一ヶ月半が過ぎ、現在調子良い日にやっている私の運動メニューを紹介しよう。

  • 腹筋15分
  • 腕痩せメニュー3分×3つ
  • 背中痩せメニュー 5分×2つ
  • 休日の前の日の夜ランニング 20分
  • スクワット 50回
  • プランク 3分
  • ストレッチ 15分

 

いや、マジどうした?

万年体育実技評価下位層だった私が、だ。

飲酒もせず、YouTubeを観ながら筋トレしまくっている私を見て妹が心配し、私が絶対に痩せない為の揚げ物を中心とした高カロリーの食事を作るようになった。(全然姉のダイエット協力してくれない)

つらい筋トレ中にいつも思うのが、「私は1時間すればそれで終わり、でもIMPACTorsはどうだ?毎日リハして体作りして、私が頑張らない理由はない」

私よりいくつも年下の男の子たちが夢に向かってあんなに頑張っているのだ。夢を見るのはいくつになってからだって遅くないはず。私が今から見たっていい。私は痩せたい。年齢は変えられないが、年齢より若く見られるための努力は怠らないでいたい。

正直まだ大きな結果は出ていないので、継続ししっかり結果を出していつかまたお知らせできるように頑張ります。乞うご期待!

 

以上、IMPACTorsを好きになったことによる日常生活の大幅改善についてでした。

IMPACTors好きになるとすげぇぞ、心身ともに健康になれるぞ、と私は声を大にして言いたい。言った。文字まで赤くしてやった。

IMPACTorsを推すかどうか悩んでいる方、安心してこちらに来ていいです。健康のためにも早く来たほうがいいです。彼らを好きになること、間違いないです。(30代/女性/元酒豪)

 

 

2ヶ月経って色々知った上でいまおもうIMPACTorsについての話。

 

さてここからは2ヶ月で様々な動画、テキストを漁り、その上でメンバーに抱いている印象をここでまとめておこうと思う。IMPACTorsのファン(PINKy)の先輩方におきましては、おめー解釈違いだよ!などという点も多々あるかもしれませんが、どうかあたたかく見守っていただけると嬉しいです。ど新規が偉そうに書き連ねることをお許しください。

 

佐藤新くん

新くんのことは顔も名前も前から知っていたのに、どんな子なのか1番知らなかった気がする。喋り言葉も割と綺麗な言葉を使う印象があって好感を持ってる。甘えん坊としっかり者の二面性がありそう。(イメージ)

はじめてIMPACTorsの動画を見たときから、美しいお顔と華奢な体付きとは裏腹に、力強く男性らしいパフォーマンスが素敵だなと思っていたけど、それは2ヶ月経った今も変わらず。思い切りの良い、若さ漲る、見ていて気持ちの良いダンス。でもそれは決して浮くわけではなく、しっかり周囲のメンバーと調和が取れている。立ち位置によって自分の存在感を自然と調整できている。バランサー型センターなのか?弱冠20歳、すごい。

艶をつけすぎないまっすぐな歌声がユニゾンでも良い意味で耳にダイレクトに飛び込んでくる。これもセンターとしての強みな気がする。きっとみんなが新くんに期待の眼差しを向けるだろうけど、それをプレッシャーに思うことなく、むしろ栄養にしてすくすく伸びていってほしい。唯一無二のエースになっていくんだろうな。

 

基俊介くん

ザ・陽。きっとお友達めちゃくちゃ多いはず。可愛い笑顔と物腰柔らかい話し口調、人懐っこさがオーラとしてもうにじみ出てる。あと動画でボソッと喋ってることがすごく面白い。笑いに関して最新トレンドのアンテナかなり張ってる感じ。MC率先して回してるの、いいぞ。

初見から全員で踊っている動画では自然と目がいく人だった。すべての振付を自分なりに落とし込んでいるから。高身長なメンバーの多いIMPACTorsの中で、やや小柄なことをパフォーマンス中に全く感じさせない。とにかく存在感がある。そして多才。ステージパフォーマンスにおいて、武器になるものをしっかり習得してきたんだなと努力が垣間見られる。

そして基くんは声質ですでに勝利している。喋っているところを聞いてKing & Princeの岸優太くんと似た声質だなと思っていたけど、なんとなく、彼の発声は英語発音寄りな気がしている。口内がおそらく英語発音に向いているのではないかと。基くん、いつか英詞のバラードなんてどうですか?

 

鈴木大河くん

写真ではクールな表情や口角が上がっているだけのものが多いけど、君は目の下にシワが出来るほどに笑ってくれ。彼ほど可愛い笑顔に私は出会ったことがない。世界を平和にするあたたかく優しい笑顔だと思う。控えめで、照れ屋で、フリ激弱マン(©︎横原悠毅さん)だけどそういうところがリアコというやつ。

まさか彼がHIPHOP出身だなんて。しなやかで体の柔らかそうな踊り方をするので本人がジャズに苦手意識があることをとあるテキストを読んで知り心底驚いた。首および頭の動かし方が独特で、長い首がさらによく映える。そこに「大河くんらしさ」があるように感じる。割とコンパクトな、重心上めの軽やかなダンスだけど、その中で緩急はっきりした踊り方をするイメージ。コンテンポラリーダンスとかきっと向いてる。

私ずっとIMPACTorsのユニゾンの中に好きな歌声の人がいて、それが大河くんだった。IMPACTorsって高音強いメンバーが多い中、ユニゾンに深みというか、土台を敷くのが大河くんの歌声だと思う。大河くんの声があるのとないのとじゃ全く違う。もっと歌ってるところ聴きたい。

 

山拓也くん

圧倒的赤レンジャー。情熱の赤のひと。影山くんがセンターにくると途端にIMPACTorsのパワーが増す。まさに起爆剤。存在そのものがまるで「太陽」。そんな彼が梅雨時期に生まれているというのもなんだかロマンチックで良い。梅雨の晴れ間みたいな笑顔。

ひとつひとつの動きがダイナミック、なのに決して荒々しくは見えないのが影山くんのダンスの好きなところで、特に足を使う振り付けはめちゃくちゃ繊細で丁寧。跳躍力があり滞空時間が長くてやや遅取りなのでかなり目立つし目をひく。

歌声はキラキラ、甘いのにしょっぱい。普段の話している様子から声量は十分にあるだろうに、曲調によってちゃんと歌い方と声の出し方を調整してる(気がする)。パフォーマンス中の表情は多分IMPACTorsの中で一番セクシーな気がしている。ステージ上でちゃんと世界に入り込める人。そして聴いているこちらも、曲終わりにふと我に返るくらい、世界に引き込む力もある。

 

椿泰我くん

やっぱ「椿」って苗字、かっこいいな。あと、つーばきばき、アレもずるい。すごく良い。IMPACTorsの中では割と方言のような、標準語でもやや砕けた喋り口調で、かつ面倒見の良さそうな雰囲気なのでやけに親近感。あと美白すぎるし二の腕の筋肉めっちゃ綺麗。

ダンスは重心重め、キレキレなのにいつもなんだかすごく軽やか。運動神経めちゃくちゃいいんだろうなと素人目で見ても分かる。迫力あるダンスをするための十分な筋肉がついている人、という印象。パフォーマンス中の所作に余裕が見える。ステージ慣れしているというか、どう自分を見せたいか、見せればいいか網羅しているイメージ。スマート。

歌声は、はっきり発音してるので歌詞がスッと耳に入ってきやすい、聞きやすい声。歌声に表情というか、感情を乗せられるタイプ。NEWS増田貴久くんをお好きだと聞いてなるほど、と。やっぱりミュージカルとかで歌ってるところたくさん見たいな。

 

松井奏くん

いつでも笑顔に見える顔立ち、それは人生において間違いなくプラスだと思う。奏くんを見ていると自然と笑顔になる。彼につられてしまうのだ。自分の愛らしさで人を笑顔にすることができるひと。声が意外と低くて落ち着いてるの、最高のギャップすぎる。

本人は望まぬ高身長なんて言っているけど、ステージ映えする手足の長さとスタイルの良さ、お顔の華やかさでどの立ち位置にいても埋もれることがない。彼のいる場所がまるでいつでも真ん中であるかのよう。長身の人って無意識に動きが小さくなったり肩が丸まっていることも多いんだけど、奏くんは背筋がピンと伸びていて綺麗。あと踊ってる時の伏し目が圧倒的美。

椿くんと同様、奏くんの歌声ははっきりと発音するので歌詞が入ってきやすい。なんだかたまにハスキーな音が重なって聴こえるような気がするんだけどそれがまた色気があってとても良い。

 

横原悠毅くん

正直一番嫉妬してる。彼の脳内、ずるい。真似しようとしても絶対に出来ないあの独特な面白さ。ビジュアルと発言に最もギャップがある。お顔のパーツ一つ一つが綺麗。二重幅は本人も言うけどマジで綺麗。

私がIMPACTorsの振付覚えるとしたら絶対に横原くん見る。振りそのものを忠実に体に落としてるイメージ。見やすい、綺麗、上手い。なんだけど、多分めっちゃ音聞いてるから+αの細かい動きが多くて見応えがある。アクセントダンスっていうのかな?おそらくめちゃくちゃ努力してるだろうけど多分才能もあるんだと思う。踊る仕事に就いてくれてありがとう。

元々の喋り声もすごく落ち着いていて、「モテる男性の声だ……」といつも思う。IMPACTors、喋る時の声と歌う時の声大きく変える人いないけど、その中でも横原くんは割と歌うときの声をまた別に準備してる感じがする(何となく)。普段すごく大きい声で話すイメージはないのに、歌う時の声量しっかりあっていいなと思う。

 

 

今書いてみて思ったけど、ひとりひとりに対してこんなに熱く語れるほど好きになったんだなと自分でもびっくりしている。正直ひとり1記事ずつ書けそう。それほどにIMPACTorsは大変魅力的なグループだと思う。

これまで彼らを見つけられなかった自分が悔しい。もっと早く出会って、もっと早く好きになっていたかった。これは永遠に思うこと。もっと前から彼らを好きだった人たちが羨ましくて仕方ない。

しかしアイドルとファンの出会いというものは、早くても遅くてもきっと違って、好きになった「その時」がタイミング、それが全ての始まりで間違いないんだと思う。

私はあの日クリエでIMPACTorsと出会い、いろんな感情をもらって、好きだと認識して、そして今に至る、そういう運命だったのだ。うん、きっとそう。

リアルタイムで見られなかったもの、聞けなかったこと、立ち会えなかったもののことはこれからもきっとどこかで引っかかり続けるんだと思う。でもそれ以上に、これからのIMPACTorsの活躍を楽しみに生きていこう。

 

季節は夏。

汗っかきで暑がりの私には本格的に生きづらい季節がやって来てしまった。32年前の夏に生まれ、32回目の夏を過ごしているにもかかわらず、どうもまだ、イマイチ夏を好きになれずにいる。

それでもIMPACTorsと過ごす今年の夏は、ちょっと暑いくらいがちょうどいいのかもしれない、なんて思ったりしているもんだから人生何があるか分からない。

今年の夏のことは、少し好きになれそうな気がする。

 

 

情熱を青く燃やす7人を目の当たりにした私の話

 

 

「5月29日のクリエ、復活当選した。アンタどうする?」

全ては影山担のその一言から始まった。

 

これは物心ついた頃からジャニーズワールドを愛し、ジャニーズに人生を捧げてきたアラサー女が、初めて訪れたシアタークリエでキラキラ眩しい宝物を手に入れるまでの備忘録である。

先に申し上げておくが、当方がそのキラキラに出会い、それを宝物にすることを決めるまでに要した時間はたったの3日だ。25年以上ジャニオタをしている私がたった3日でこのブログを書くに至ったこの熱量を存分に感じていただけたら嬉しい。LOVEは熱いうちに打て、だ。

私がつい数日前出会ったその宝物は、今まで出会ったなによりも誰よりも、直視するのも儘ならないほど鮮烈な光を放っていた。

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私はジャニオタとしての生き方以外を知らない。私が生まれた頃すでに母はKinKi Kids堂本光一さんの大ファンであった。

母の影響により日常生活の中でジャニーズに触れる機会は多く、小学校低学年の頃には「銀狼怪奇ファイル」の再放送を観るために友達との約束をブチって帰宅するという横柄な人格に仕上がっていた。(友達は大事にしよう)

やがて思春期を迎えた私は、自らの意思で当時ジャニーズJr.だったKAT-TUNを応援するようになる。CDや雑誌、チケット代を捻出する必要があった。そう、金銭面という大きな壁に私はかなり早い年齢でぶつかったのだ。

「あいつはジャニーズ以外の雑費の節約のためにいつも財布を忘れたフリをするから気をつけろ」という注意喚起が親族内でなされるほど、野蛮な手段でお金を貯め込むケチな子どもとして名を馳せてしまったのも今となっては微笑ましい話だろう。

こんな私も一丁前に勉強に力を入れたり、恋愛をしたり、結婚を視野に入れて同棲をしていた時期もあったが、程度こそあれ、私がジャニオタを辞めることは一度もなかった。そして2021年現在も、私はジャニーズワールドの虜だ。

と、私の生い立ちはもういい。宝物の話に移るとしよう。

 

私がクリエC、のちのIMPACTorsに興味を持ったのは、冒頭でも登場した影山担の影響が大きい。

私は彼女に絶大な信頼を寄せている。彼女が「良い」と勧めてくるものに間違いや解釈違いが一度も生じたことがないからだ。

過去に私とその影山担は3ヶ月ほど共同生活を送っていたことがある。元々彼女と私は同じデビュー組のオタクとして出会った。彼女も当時まだはっきりと担当だと言えるほど好きだったわけではなかったはずだが、「顔がすこぶる好みなんだよね」と私が買ったMyojoの付録でついていたジャニーズJr.データカードの中から影山拓也さん一枚だけを奪っていった経緯がある。つまり私のデタカの山の中には影山拓也さんだけがいない。

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その後ズブズブと影山拓也さんの沼にハマっていった彼女からの布教もあり私もIMPACTorsさんに少なからず興味を示すようになっていった。当時も以下のようなツイートをしている。

 

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ジャニーズJr.の配信も一緒に観たし、MステでのIMPACTorsというグループ名の発表も彼女と一緒に観た。しかしまだ私はIMPACTorsさんにハマるに至らなかった。というよりは、「絶対にハマるから怖い」と思っていた節はある。

当方、当時ジャニーズJr.だったKAT-TUNを愛した女だ。好きじゃないわけなかろうが、なのだ。しかし三十路をすでに過ぎている私が10ほど年下のジャニーズJr.を応援することは許されないのでは?と変な罪悪感に苛まれ、彼らに近づくことを控えていた。

そしてついに2020年8月の段階ではお名前を存じ上げなかった好みのお顔の彼をしっかりと認識するようになる。

 

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鈴木大河くん、通称「がちゃん」だ。

くしゃっとした笑顔が可愛らしく、柔らかくやや低めの声色、ふわふわとした仕草、何よりオシャレな点に大変惹かれた。(アイランドTVやジャニーズWeb内の連載でがちゃんの私服は見れるぞ!)

なるほどお母様はかつてアパレル勤務でいらっしゃったそう。ばっちりとその血を引いておられる。一見癖のあるアイテムを選んでいるように見えるがそれに合わせるもののバランス、その他のスタイリングの足し引きがうまい。そしてサイズ感のセンスが抜群。彼は自分の体型に似合うアイテム、似合う色、似合う着こなしをちゃんと知っている。それはとても素敵なことだと思う。その手の仕事に就いている私はそれだけで大変好感を抱いた。

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しかし2021年3月の段階でもまだこの程度の好意であり、のちに彼に激しく心を乱されることをこの時の私はまだ知らない。

 

さて冒頭に話は戻るが、事の発端は影山担から告げられたジャニーズ銀座クリエD公演の復活当選だった。

「アンタどうする?アンタが行かないならやめとくけど」

「いや行くよ」

何の迷いも無かった。あるわけが無かった。

先に述べたように、影山担が勧めるものに"""間違い"""は絶対にないのである。

こうして私は職場の人員不足をやや強引に押し切ってクリエに入ることを選んだ。

 

私はジャニーズJr.時代のKAT-TUNを応援していた頃以来、ジャニーズJr.にはすっかり疎くなっておりクリエ、EXシアター、TDCなどの会場は未開の地だった。また、変わった形状のペンライトを発売するグループのオタクをやっているため、棒状のいわゆるキンブレのような形のペンライトを持つのも初めてだった。

まだハマっていなかったなりに、初めて7人がIMPACTorsとして立つシアタークリエでは、IMPACTorsと表記のあるペンライトを振ってあげたい。その気持ちだけで数年ぶりのジャニショの予約に踏み切った。なお、一人で、だ。私は女子高生だらけのジャニショ内の平均年齢を自らの力のみで爆上げすることに成功した。

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私は購入用紙を勢いよく掴み、それはそれは力強く「IMPACTors」と書き込んだ。今思い返してみるともしかしたら「INPACTors」と書いてしまったかもしれない。集合写真と山拓也さん鈴木大河さんの個人写真を買った。最後に滑り込みで可愛すぎる基俊介さんの写真も追加した。

2本のペンラと公式写真を大切にしまったカバンを手に私は影山担の家へ向かう。途中交通機関乗車の際に「時限爆弾などのお持ち込みなどございませんか?」という一般女性にするにはハードすぎる確認をされ、「まあIMPACTorsのペンラはまあ時限爆弾みたいなものか……」と謎にマスクの下でニヒルな微笑みを浮かべたことも今では良い思い出となっている。(本当に?)

「今日が現場だと思えない。全然気持ちも体も仕上がってない」

「わかるよ」

平日の激務で影山担と私はひどく疲弊しており、クリエ当日の朝になっても全く現場の気持ちが仕上がっていなかった。そしてさらに私は人生で1番肥えた状態でIMPACTorsさんに会う形となった。もう最悪だった。影山担はその日のために綺麗に伸ばした爪にIMPACTorsピンクのネイルを施すつもりでおり、私はそのネイルの調達を頼まれていたにも関わらず購入を忘れ、かなり迷惑をかけた。現場前とは思えないほど、準備不足のまま我々はクリエへ向かったのであった。

「ねえ写真撮って」

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???

この時すでに開演約30分前。なんの準備も終わらないまま現場へ向かっている道中でありながら、影山担のざんまい写真撮影をするなど随分余裕をこいている。(次回現場前に同じようにざんまい写真を撮り、痩せていく様を記録したいとのこと)

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ついにシアタークリエの看板が前方に現れ、我々のテンションも徐々に上がっていく。

角を右にまがるとそこには可愛くてピッチピチの女の子がたくさん集まり、入場を待っていた。これこれ、久しぶりの感じ、やっぱり現場ってサイコー!!!

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同じようにポスターの写真を撮ったり、自担の写真やペンライトを片手に撮影をする人々を見渡して「もしかしてクリエって可愛い人しか入れないんじゃ…?」と一瞬怯むも、なんとか持ち前の明るさと自己肯定感の高さのおかげで無事二人揃って入場することに成功した。

入場しステージを目の当たりにした我々は、あまりの狭さに息を呑むこととなる。規模感を表現するなら吹奏楽部の定演の会場」だ。開場から開演までの時間があまりに短すぎる。もう少し心の準備をさせて欲しい。影山担は「IMPACTorsさんに顔デカイと思われたくないからマスクのヒダ大きく広げるのや〜めよ」と言ってマスクを縮める準備をしていてウケた。また影山担と私は体内に「ジャニーズJr.の人格」が存在しているので開演前に唯一揃った発言が「はよクリエのステージ立ちてえ〜」」だったことだけはよく記憶している。

 

「私は今日、大河ちゃんのママなので、授業参観を見にきた気持ちで今から過ごしますね」

私は開演前、影山担にこう宣言した。始まる前までは本当にそう思っていた。

「私は自分のことを大河ちゃんのママなんだと思ってたけど違った、私は鈴木大河さんが好きだ」

公演後、一番最初に発した言葉がこれだ。

声を出せずとも会場中に広がっていたあたたかい空気、さもステージと客席の区別なんてないかのようにこちらに反応を求めてくる彼らの姿を見ていると、仕事や日常生活での嫌なことを思い出す暇もないほど、楽しい時間を過ごすことができた。なにかと仕事で大変だった時期も多かったので、邪念なく心から「楽しい」をもらえた現場はもしかするとIMPACTorsさんが初めてだったかもしれない。

コンサートの内容等は割愛するが(絶対割愛するところじゃない)(なんならレポをしろ)、私は兎にも角にも、これから「宝物」になっていくグループに出会ってしまったと確信したのだった。

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写真が全編に渡って下手なんよ…………………

 

陳腐な言葉でしか表現できないのが歯痒いが、私はあの日クリエで「希望」を見た気がした。

IMPACTorsの明日、来月、半年後、1年後、叶うならもっともっと先の未来をこの目で見たいと思ってしまった。

たとえばこれから彼らを傷付けてしまうような、ヤスリみたいな言葉にその身が触れてしまったとしても、傷がつくのではなく、またそこが磨かれて輝きに変わっていくような。そんな強さを感じずにはいられなかった。そしていつのまにか、7人を見ながら「とんでもないグループを知ってしまったのかもしれない」と、公演中に鳥肌が立ってしまっていたのだ。

7色のペンライトが揺れる客席を、とても愛おしそうに見つめながら微笑む彼らの姿は私には光量が凄まじすぎて目が眩むほどだった。彼らの過去も、今日までの努力も葛藤も何も知らないけれど、それでも今日この日までアイドルを続けてくれて、今日私と出会ってくれてありがとう。ここに立ち合わせてくれてありがとう。そんなことが頭をぐるぐる巡っていて、ステージを見ている視界が涙でぐにゃっと歪んでしまいそんな自分に心底驚いた。

 

不明確なゴールを目指すのは誰だって不安だ。

そもそもあるのかどうかもわからないほど見えづらいゴールを、そこにあると信じて長い年月を過ごすことほど苦しくて不安なことはないと私は思う。きっとそんな日々を過ごしてきたんだろう。だからこそクリエのステージで見たIMPACTorsのみんなの笑顔は眩しかった。

マイクを通さずとも聞こえる声、ジャンプするたびに軋むステージ、こちらからも向こうからも顔がはっきりと見える距離。いつかそうでなくなる日が来たとしたらきっと寂しいと思ってしまうんだろうけど、君たちはもっともっと広いところで、大きい声で歌って、踊って、笑っている未来じゃなきゃいけない。

もっともっとたくさんの人に囲まれて、愛される未来じゃなきゃいけない。

 

記憶と五感を結びつけて考えると、一番初めに失う記憶は「聴覚」だと何かで読んだことがある。次いで「視覚」としての記憶が薄れていくらしい。

聴覚と視覚だけでなんとか焼き付けてきたクリエの公演のことは、きっといつかぼやけた思い出になっていくんだろう。きっとそのうち、本当に聞いたもの見たものではなく、自分でなんとか補修した記憶になっていくのだろう。

それでもいいと思った。私はこの日の思い出を、字が薄まったページはペンでなぞって上書きして、破れて欠けてしまったページはテープで貼りつけて、そうやって大事に大事にとっておきたいと思う。朧げな記憶を自分なりに磨いて、たまに宝箱から取り出して見つめたりするのもいいかもしれない。

 

余談だが、人の記憶で一番最後まで残っている五感は「嗅覚」らしい。

私はあの日影山担がペンライトを振るたびにほのかに漂ってきていた、IMPACTorsピンクのマニキュアの匂いをきっと忘れない。